【 傷口のセルフリハビリテーション 】
最近自身ももっぱら創部(傷口)のモビライゼーションを中心にやっている。
やはり固定期間も長いとほんとにカチカチだ。。
こんな傷口を持っている友人・知人を見たことはないだろうか?
目次
傷口をしっかりと触っていくべき理由
傷口は自分も同じく非常に固くなっている。
状態さえ安定しているなら、触ることにそれほど恐れる必要はないし、
むしろ積極的に触っていくことが、
柔軟性を獲得する上で重要である。
しかし、どうやって触れば良いか分からないかもしれないのでそれに関しては書いていく。
こういった場合はやめるべき徴候
最初にレッドフラッグサインやそういった兆候があればやめて担当の医師や理学療法士に相談してほしい。
どういったものがレッドフラッグサインかというと、
・赤みや痛みを伴い、まだ傷口が開いているような場合
・黄色く膿んだ状態があり、浸出液が出てきており、感染が疑われる場合
・何ヵ月も傷口が閉じていない場合
・傷口やその周辺に説明できない腫れがある場合
・部位にもよるが、傷のせいで十分に歩いたり、呼吸したり、動いたりできない場合
などだ。
こんな風にまだ赤みが残り完全に引っ付いていない場合は、余計に触らない方がいい。
※汚い脚で申し訳ない。笑
こんな風にしっかりと乾き、炎症症状もなくなればOKかと思う。
ただ非常に乾燥していたりするなかでガッツリ触っていくとカサカサになるので要注意!
そんな場合は保湿クリームなど自分の肌に合うもの or 病院で勧められたものを使ってみてほしい!
一応ちゃんと触る前には状態について医師、理学療法士に確認はしてみて下さい。
なんでも確認(ホウレンソウ)が大事です!!
触り方のテクニック
①傷口と平行に動かす
切開または瘢痕の両側に平行に圧をかけ動かしていく。傷口の真上ではない。
比較的これに関しては早い段階でも行うことが出来る。
②傷口を円状に動かす
指先を使い、皮膚を擦る感覚ではなく、強すぎない圧感で時計回り、反時計回りでゆっくり動かす。大きな円でなく、小さめの円で少しずつ移動させて行う。
③Cross-friction massage
: 傷口をまたぐようにマッサージする
①、②で癒着が残っていない場合、③に移る。
まずは大きく表面的に始め、深呼吸しながら少しずつ圧をかけ行う。
良い方の脚の同じ部分を触ってみて、動きに違いがないか確認する!
すると恐らく動きが制限され固さを感じると思う。
そういった部分は重点的に行う。(もちろん加減は必要である)
また傷口は炎症も起こしやすいので、1㎝あたり5分以上行わない方が良い。
程度や時間、頻度を間違えなければ非常に効果的なテクニックである。
ぜひテキトー(適当)な加減でしてもらいたい。
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