【 セラピストの労働環境 】
なんの為の努力か。
最近世間でブラック企業とか労働環境についての話題がよく挙がる。
あまり医療業界ではブラック病院とは表現しないが、確実に労働問題の波が押し寄せている。
最近セラピストが運営しているサイト等へ、
悲惨な実情や環境を書いている記事を見かける。
長年続いており運営基盤がしっかりとしている所ももちろんある。
しかし最近は訪問リハビリや通所リハビリ等、起業しているセラピストも多い。
雇われ理学療法士も増え、現場をあまり知らない経営者によって、実情を理解されないという声を周りでも頻繁に聞く。
実は以前勤めていた病院でも似たような現状があった。
以前まで主任は柔道整復師。
理学療法士がリハビリしても柔道整復師がしても運動器リハビリテーション料Ⅰで算定していた。
また予約制でもなく、一日24単位、1週間108単位が超える場合は単位貸しして、実際に施術をしたセラピストと記載が異なる。
またそれでも単位が足りない場合は、常勤医師がリハビリしている?といった医師がセラピスト換算している実態。
監査が入っても、上が色々し(内容は酷いのでここでは書けません。)パスしていました。
勤務も残業を36時間を含むといった形態で、36時間まではいくら、超えたらいくら等細かい規定はなく、実情残業を強制されている。
退職金制度は現在動いていると言われ入職するも、実際はなし。
会議や回診同行、諸々時間が割かれても、日報稼働率を100%を保てと指示。
書き出すとまだまだあるがキリがない。
こういった環境に対して、どう思うか?
もっと酷い環境の人もいると思う。
しかしこういったことは変に競い合っても仕方ないと思う。
自分も辞める前後はなんでこんな環境なんだろうかと諸々憤りを感じていた。
しかし色々記事を読む中で、こんなにも同じような環境の人が沢山いる事を知る。
こんな状態に対して、本当に色んな意見があると思う。
自分で動き、上に働きかけ労働環境を改善しろとか、
自分の能力が低いせいでそういった事になっているのに職場のせいにするなとか、
等自分も色々言われました。
めげている場合ではないが、
そんな環境で悩んでいる人に言いたい。
(自分がこれをずっと思い続けたこと)
環境がどうであれ、自分はその環境で成長できるか?
これがYESなら、どんなことしても、どれだけ否定的な意見を言う人がいても負けないで変えて行けば良いと思う。
もしNOであるなら、引くのも負けではないと思う。
誰の為なんの為の努力か
家族の為
自分の成長の為
生活していく為
職場の同僚の為
色々あると思うが、いても自分の成長出来ない職場にいてもなんのプラスにもならないし、生産性が本当に低い。
ちなみに成長というのはセラピストでいう技術的な成長だけではない。
管理業務や、後輩や多職種への伝達・指導、地域等への啓発活動など、成長の要素はいっぱいある。
ちなみに結果だけ言うが、自分は退職した。
しかし辞めてから感じる事は、
職場環境を変えようと努力はしたが、反対に変えたくない人間も多い。
関わらせてもらっている患者様にはなんの不満も無かったが、
生産年齢の中で、退職までの期間を過ごす場所には不適応だったなと。
自分が本当に楽しく仕事出来ないと、患者様に対しても良い状態で関わる事が出来ない。
どんな風に今後活動していきたいか。
これを常に考え続ける。
皆さんの理想のセラピスト像とはどういうものだろうか?
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